洗車の基本
洗車はただ車をきれいにするだけでなく、塗装やボディを守るためにも大切な作業です。正しい洗車方法を守ることで、愛車の寿命を延ばし、より美しい状態を保つことができます。以下は洗車を行う際の基本的なポイントです。
洗車の時間帯を選ぶ
直射日光の下や高温時に洗車を行うと、水滴が乾きやすく、ウォータースポット(シミ)を引き起こす原因になります。最適な時間帯は、朝早くや夕方の涼しい時間帯です。車の表面が温まる前、または温度が下がった後に洗車を行うと、ウォータースポットを防げます。水道水でウォータースポットを防ぐ
水道水にはミネラル分が含まれているため、洗車後に水滴が乾燥するとウォータースポットが残ることがあります。これを防ぐためには、できるだけ水道水を車に残さないように心がけ、すぐに拭き取ることが大切です。水分を拭き取る際は、マイクロファイバークロスやセーム革を使って、ムラなく水分を吸収しましょう。洗車後に保護処理を
洗車後はコーティングやワックスを使って、車の表面に保護膜を作ることをおすすめします。これにより汚れが付きにくくなり、次回の洗車が楽になります。
1. 事前準備
まず、以下の道具を準備しましょう。
スポンジ1個(ボディ用)
食器用中性洗剤(カーシャンプーがない場合)
ホイール専用ブラシ(あると便利ですが、なくてもスポンジでOK)
マイクロファイバークロスまたはセーム革(拭き取り用)
ホース(水を流すため)
2. ホイールを食器用中性洗剤で洗う
洗車の最初に、ホイールを食器用中性洗剤で洗います。ホイールには汚れやブレーキダストが溜まりやすいので、ホイール専用ブラシやスポンジに食器用中性洗剤を少量つけて、タイヤやホイールの隅々までしっかりと洗いましょう。食器用中性洗剤は、ホイールの汚れをしっかり落としつつ、優しく洗うことができます。
3. 車全体を濡らす
ホイールを洗った後、車全体をホースで水をかけて花粉・黄砂をしっから流しながら濡らします。これでボディの汚れが浮きやすくなり、次の洗車がスムーズになります。暑い時間帯や黒い車はしっかり冷えるぐらい水で濡らしましょう
4. スポンジに食器用中性洗剤をつけて泡立てる
食器用中性洗剤をスポンジに少量つけて泡立て、車のボディを優しく素早く洗います。泡を使って汚れを浮かせるイメージで、強く擦らずに優しく洗いましょう。黄砂は強くこすると傷がついたしまいます。
カーシャンプーが理想的
できれば、カーシャンプーを使用することをお勧めします。カーシャンプーは車専用に作られているため、塗装や樹脂ゴムに優しく、仕上がります。
5. しっかりすすぐ
ホースで洗剤をしっかりとすすぎます。洗剤が残らないように、丁寧に流していきましょう。
6. 拭き取りと乾燥
洗車後は、マイクロファイバークロスやセーム革を使って水気を優しく素早く拭き取ります。
注意点
ウォータースポットを防ぐ
水道水をそのまま放置するとウォータースポットの原因になるため、速やかに拭き取ることを心がけましょう。
黄砂・花粉が車に与える影響
1. 黄砂の影響
黄砂は非常に細かい砂の粒で、ボディに付着したままこすると塗装を傷つけてしまいます。特に雨と混ざると固まりやすく、放置するとシミの原因になります。
2. 花粉の影響
花粉は水と反応して粘着性を持つため、洗車せずに放置すると塗装面にこびりつき、落としにくくなります。強くこすりすぎると傷の原因になるため注意が必要です。
時間がかかるホイールを最初に洗うことで、ウォータースポットをつきにくくします。
食器用中性洗剤を使って手軽に洗車ができますが、カーシャンプーが理想的です。洗車の基本を守り、適切な時間帯で洗車を行い、ウォータースポットに注意して愛車をきれいに保ちましょう